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◆−ぽっくり和尚の言葉− |
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一.御佛を拝む姿を子がまねる |
二.ただ一度限りのこの命大切に今日も一日を生きよう |
三. 御陰様と生きかされ有り難うと生きぬこう |
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◆−ぽっくり・ぼけ封じの心得− |
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一.人生は、山坂多い旅の道 |
二.還暦 六〇歳でお迎えの来たときには、ただいま留守と言え |
三.古希 七〇歳でお迎えの来たときには、まだまだ早いと言え |
四.喜寿 七七歳でお迎えの来たときには、せくな老楽はこれからよと言え |
五.米寿 八八歳でお迎えの来たときには、もう少しお米を食べてからと言え |
六. 卒寿 九〇歳でお迎えの来たときには、そう急がずとも良いと言え |
七.白寿 九九歳でお迎えの来たときには、頃を見てこちらからボチボチ行くと言え |
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◆−ぼけ封じ十訓− |
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一.どんなことでも良い、社会的な役割を持つ事。 |
二.家族で、なくてはならない存在となる事。 |
三.老化は、手・足から。まずは手足の運動から。 |
四.心に信仰(祈り)を持ち、全てに感動する事。 |
五.自分は年寄りではないと自覚し、あきらめない事。 |
しかし、死への覚悟だけはしっかり持つ事。 |
六.ゆとりと緊張感をバランス良くし、生活に変化を持つ事。 |
七.頭をよく使い、周囲にも十分気配りをする事。 |
八.大自然の恵みを十分に身体に受け、 |
自然食を必要量だけとる事。 |
九.ぜいたくをせずに質素である事。 |
十.大自然の大きなリズムに自分を合わせ、 |
規律正しい生活をする事。 |
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◆冥界の裁判官(十三王『十三仏』) |
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昔の人は、人間が死ぬと、死出の旅路に赴(おもむ)くと考えていました。
今でも葬式の時に杖、編み笠、草鞋(わらじ)、経帷子(きょうかたびら)等を用意するのは、こうした考えがもとになっているのであります。
そして七日目、七日目に関所があって、この関所に大王さまが控えていて、死人に対する取り調べがあると考えられていました。 |
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◇まず最初の初七日には秦広王という大王様が控えていて、死人の過去に犯した罪業のうち、殺傷の罪を犯したかどうかを取り調べるというものであります。
普通世間でも殺人の罪はもっとも重いとされていますが、仏教でも同じように殺傷の罪はもっとも重いとされているのであります。 |
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◇次に二七日目には初江王が控えています。
これは三途の河で有名でありますが、色々と取り調べがあって、もし罪業があれば、この三途の河を渡ることができずに、地獄や餓鬼界に行けと命令があります。 |
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◇邪淫の罪を犯したかどうかを取り調べるというのであります。 |
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◇妄語の罪を裁くのであります。妄語とは嘘やでたらめを言って人を騙してきたかどうかであり、ここではそれを取り調べます。 |
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◇これが有名な閻魔大王であります。閻魔大王の側には常に浄玻璃の鏡があり、生前行ったことの全部が写し出されるため、嘘を言えばすぐにばれてしまいます。
ここで厳しい取り調べがあります。この時、娑婆に残された遺族たちが追善供養(三十五日忌)を行えば、その功徳によって救われるというのであります。 |
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◇死人がここまで来ても、まだ取り調べが厳しく続くのでありますが、娑婆にある孝子が善根を積んでおりますと、「善根忽ちに顕れるれば、大王これをご覧じて娑婆に追善あるぞや早々ゆるすべとて生処を善処に定めらる」(十王賛嘆鈔)このように教えております。ここで見逃すことができないことは、生き残された娑婆にある人が善い行いをすれば、その報いが亡き死人にも及んでいくということであります。 |
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◇ここには六つの鳥居(六道)があって、生前なした業(おこない)により、ある者は地獄の鳥居を通り、ある者は餓鬼の鳥居を通り、またある者は極楽の鳥居を通るのであります。
このとき四十九日忌の追善供養が送られてくると、極楽行きの鳥居をくぐることになるというのであります。
「追善ねんごろなれば悪処、転じて善処に生をうく。この故に四十九日忌の法要ねんごろに営むべし」(十王賛嘆鈔) |
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◇この関所にも平等王という大王様が控えていて、鉄氷山(てつひょうせん)という氷の山を越えねばなりません。この鉄氷山というのは、極寒の苦しみを受けるところであります。「いま頼むところは娑婆の追善を営み亡者の重苦を助くべし」(十王賛嘆鈔)
この百ケ日は忌日の最後でありますので、どちらでも百ケ日忌の追善供養を見守られるのであります。 |
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以下次の通り死者は各忌日命日に大王様による裁判を三十三回忌まで受け、そこでやっと無罪放免になり、今度は、その家の守護霊に成り、子孫の繁栄を見守られるのであります。 |
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十三人の如来・菩薩様が冥界の裁判官(十三仏)であります。 |
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